各方面の指南者たちとともに探る、山形でのさらなるワインの愉しみかた

2025年5月号(247号)
特集|ワインを飲む用意はできてる?
山形県内全域

日本ワインの評価が高まりつつあるなか、ワイン用ブドウの産地として全国4番目の生産量を誇る山形県。各方面の指南者たちとともに探り、山形でワインをさらにおいしく愉しむ方法と、 交流のきっかけについて紹介します。

メニューはその日仕入れた食材によって決まるという『プルピエ』。夕方の開店前、料理の仕込みをするシェフの武田さんとスタッフの皆さん。

山形はワインの生産量が全国で4番目に多い

ビール、清酒、焼酎と、この世には数多くのアルコール飲料が存在するが、「ワインはちょっと敷居が高い」とか「飲み慣れていない」といった先入観から苦手という人がいると聞く。基本的な材料はブドウのみ。そのおいしい原料が揃っている我が山形県。そこに熱意のある造り手がいることで、表情豊かなワインが生まれてくる。山形県はワイン用ブドウの生産量において全国4番目の生産県でもある。

ワイナリーが続々と開業GI山形の指定も

とくに上山市と南陽市は2016年にワイン特区としての認定を受け、地元特産物を原料とした果実酒などの製造に対するハードルが低くなった。以来、専門的な経歴を持つスペシャリストたちが移住し、小規模のワイナリーが毎年のように開業している。また2021年には、国税庁が認可する地理的表示「GI山形」制度にワインが指定されるなど、県内の動きはじつに活気がある。

いま注目されているワインについて

現在、世界的な流れは正装して飲む高級なワインよりカジュアルな店でナチュラルを、という風潮だ。そして生産者のみならずインポーター、酒販店、飲食店も、顔の見える規模感という点で共通しており、存在が際立つことでファンが増えている。今回の特集では時流を含め、選びかたや合わせかたを専門家に尋ねてみた。山形県内での動きと、さらなるワインの魅力についてお届けしたい。

gatta! 2025年5月号
特集|ワインを飲む用意はできてる?

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