2024年3月号(233号)
特集|おにぎり在りき。
あると安心する「おにぎり」の存在価値
日本人なら誰もが小さい頃から食べ慣れている「おにぎり」。慌ただしい朝食に、お昼は弁当で、はたまた小腹が空いた時のおやつや夜食としても、「おにぎり」はいつも私たちの胃袋を満たしてくれる。そこにあるだけで安心できて、仮に食欲が湧かない場面でもひとくちくらいなら食べてみようかなという前向きな気持ちにさせてくれる。「おにぎり」とはそんな存在だ。世界的に定番化しつつある日本食人気も相まってか、いまや「おにぎり」の魅力に世界が気づき始めているようだ。
おにぎりは三角形でおむすびは俵形とも
今回の特集では「おにぎり」という呼称を選択したが、同意語として「おむすび」という言葉を使っている人もいるかと思う。しかしある仏教の解釈では、おむすび(結び)は俵型、おにぎり(鬼切り・鬼握り)は三角形に分けられているという説がある。また神話の時代には万物を生み出す力を「産霊(むすび)」と呼び、それが「おむすび」の語源になっているとも。古くは2000年前の弥生時代の遺跡から炭化した化石が見つかっている「おにぎり」。国民食の代表として長く支持されている魅力を探り、また山形の風土に根ざした「おにぎり」についても改めて考察。令和の時代に到来した「おにぎり」ブーム、アナタはいつ、誰と、どんな味付けで食べてみたい?
gatta! 2024年3月号
特集|おにぎり在りき。
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