時代が大きくシフトした昭和30〜40年代へタイムスリップ。

2023年7月号(225号)
特集|昭和カルチャー探訪

懐かしく愛らしい昭和の時代の彩りを

昭和のレトロ感を、ファッションや雑貨などに取り入れて楽しむことがいまちょっとしたブームだ。確かに懐かしく愛らしいけど、ガッタ世代にとってはそんなに古い? と訝しむ気持ちも。しかし元号は2つも変わり、あらためて見渡すと色々なモノ、コトへの記憶は薄らいでいるいま、リアルタイム世代が子ども時代に憧れたモノ、コト。巷でブームになっている昭和カルチャーを追いかけてみた。

高畠町の昭和縁結び通りにある「昭和五号舘」。昭和30年代までの生活道具が所狭しと展示されている。

暮らしが一気に現代へと近づいたあの頃

おぼろげになり始めた昭和を振り返る。昭和レトロブームに触発されてお届けする今回の特集は、1964年(昭和39)のオリンピック東京大会前後に軸を定め、戦後高度成長期を背景に、日本人の暮らし向きが一気に欧米化し、現代の姿へと近づいた50〜60年前を振り返ってみる。
 リアタイ世代には親しみやすく、Z世代には初めて見る文化体験、そんな昭和という時代の不思議な距離感を探訪しながら、広い世代にコンタクトできる理由について探ってみたい。

gatta! 2023年7月号
特集|昭和カルチャー探訪

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特集|昭和カルチャー探訪

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